北海道漁協女性部連絡協議会は「お魚殖やす植樹運動」を推進しています
森から海へ、そして再び森へ。自然の大きな循環とともに・・・。

北海道の支援体制

 北海道では「市町村による森林整備等の取り組みへの支援」と題し、様々な形で支援活動を行っています。その具体的方針である「森林づくりへの理解促進」では、植樹活動や森林環境教育・木育活動の支援を通して、より多くの人に多面的機能を持つ森林への理解を広めることを目標に掲げています。

 お魚殖やす植樹運動は、道内の沿岸部各地で行われている歴史ある植樹活動であり、その内容が道の支援事業の趣旨に合致していることから、苗木や植樹にかかる地拵え(じこしらえ:植樹ができるよう土地を整備すること)の費用を道より一部助成頂いています。



知っていますか?新たな税 ―森林環境税・森林環境譲与税―

 上記の「市町村による森林整備等の取り組みへの支援」に際しては、その財源に森林環境税があてられています。

 森林環境税とは、令和6(2024)年度から個人住民税均等割の枠組みを用いて、国税として1人あたり年額1,000円が賦課徴収される新たな税のことです。

―どうして新しく税金を徴収するのか―

 新たな税が創設された背景には、公益的機能をもつ森林の整備によって国土や国民の命が守られる観点から森林整備の重要性を認識しつつも、所有者不明林の増加や担い手不足といった実務における諸問題が森林整備事業を阻んでいたことから、それらを含めた森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する必要がありました。

 この森林環境税によって確保された財源は、森林環境譲与税として活用されます。
 森林環境譲与税は、市町村においては、間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発などの「森林整備及びその促進に関する費用」とされ、お魚殖やす植樹運動の助成もこちらから拠出されています。

 お魚殖やす植樹運動は道からも支援されていることを知っていただき、これを取り巻く森林環境税、森林環境譲与税についてもご理解いただけますと幸いです。


森林環境税及び森林環境譲与税の仕組み

出典:林野庁Webサイト(https://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/kankyouzei/kankyouzei_jouyozei.html)



森林環境税リーフレット

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